地域では街ぐるみのイベントや空き家・空きスペースの紹介など、街や長屋と人を結びつける取り組みも充実しており、街の魅力を高める鍵となっている。
長屋の再生によって、密接な近所づきあいや地域行事など、大阪らしい生活文化が再生・維持され、都市の再生に繋がっていくことが期待されている。
S金属工業はS会長が社長時代の02年、経営危機説が流れるほどで、株価も100円を切った。
人員削減などで窮状をしのいだ。
風向きは変わり、得意とするシームレス管は原油高を背景に売り上げが伸び、06年3月期決算では過剰設備と正社員の削減で収益を確保してきた。
では、これからの企業経営者には何が必要か。
「選択力」ではないか。
生き残りには、「+社十色」の戦略がある。
リストラで生き残れる時代は終わった。
現会長の社長時代に大きなリストラを経験し、過去最高益に。
05年に社長を引き継いだT氏は「次世代に備えた技術力を重視するタイプ」といわれている。
製鉄所長出身らしく現場とのコミュニケーションを大切にし、「社員に対しても絵や図を自分で描きながら説明する」という。
I商事もT社長時代の99年、約4000億円の特別損失を処理。
その後業績は回復し、T氏は財界の「ご意見番」となった。
04年にT氏からバトンを受けたのがK社長。
非主流のエレクトロニクス部門の出身。
就任から2年が過ぎ、資源ビジネス強化など「K色」を打ち出そうとしている。
社内の評判は「温かい人」だという。
同じ総合商社のM商事のK社長も04年、S幹夫現会長から社長職を受け継いだ。
K氏は同社本流筋の目利きが読む長など戦略立案部署の経験が長い。
R買収の責任者だった。
企業経営では、今すぐに収益を生まなくても技術や市場の動向を見据え、将来的にキャッシュを生み出すビジネスは何かを見極める力が求められる。
一方で、4半期決算の開示で、短期的な収益も求められる。
そこには、「戦略眼」を持ち、ステークホルダーへの論理的な説明力も必要だ。
理系社長の「ロジック」が期待されている。
(ジャーナリスト)製鉄機械部門の出身。
M相談役やS会長が社長時代に先行投資したプロジェクトが開花したことで、かつては桔抗していた株価面でも、最近はライバルM物産を引き離した。
「運の強い社長」だといわれている。
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